メンタル疾患の方のほとんどが思う「いつになったら寛解するのだろう」これは私も思っています。では、寛解になる前兆はあるのでしょうか?
今回は寛解について書いていこうと思います。
寛解は最終目標ではない!
結論から言うと寛解になる前兆はありません。ある状態になれば寛解になるとは言えません。なぜかというとメンタル疾患は改善と悪化を繰り返しながら症状は良くなっていきます。ただ「あなたはこの時期に寛解しますよ」と予想するのは不可能です。症状が良くなっても寛解する時期は断言できません。なぜかというと、また悪化するかもしれないからです。
寛解:症状が落ち着いて安定した状態
症状が落ち着いて安定した状態のことを言うのですから症状の出ない日が1日あっても、それは寛解とは言えません。「6か月から1年くらい調子が良いな。もしかしたら寛解したかも」と言う風に寛解したかどうかは寛解した後に気づくものです。
寛解は症状が落ち着いて安定した状態のことを言うので症状が良くなってから、その状態を数か月以上安定しないといけません。症状が良くなっても再び悪化すると、それは寛解ではありません。
調子のよい状態が半年から1年ほど続いて寛解と言えます。調子のよい状態がある程度続いてから寛解かどうかを判断するので予想不能であり寛解の兆候もありません。
再発もよくありますので、寛解したからといって安心できるものではありません。うつ病の場合、寛解しても50%の人が再発します。寛解して半年して再発する人や、寛解して職場復帰して1週間で再発してしまう人がとても多いと聞きます。
皆さんは寛解というと登山で例えると頂上まで行ったという風に考えるかもしれませんが、実際は半分くらいの5合目くらいだと思います。寛解した後、再発させないで何年できるか、職場復帰ができるかどうか職場復帰しても6合目から7合目くらいです。なぜなら職場復帰した後も再発するリスクが高いからです。
そういうことから言うと皆さんは寛解を目標にしている人が多いと思うのですが、寛解というのは1つの通過点であり、そこからいかに再発させず職場復帰できるかどうか、職場復帰をした後も調子を悪くしないことが大切になります。仕事をしながら調子のよい状態が3年続いたら、そこで初めて寛解したと言えるわけです。
調子のよい日を一日でも多く増やそう!
大切なのは寛解を焦らないこと、長期的に見ることです。
以前のブログでも書いたかもしれませんが、病気で療養中の人は調子よく過ごせる日をできるだけ多くしていってほしいなと思います。これが寛解につながっていきます。
自分の寛解の兆候を知りたい場合は、最近1週間で調子のよい日は何日ありますか?1週間で調子のよい日が3日ある場合、それが1か月後には調子のよい日が1週間で5日、その1か月後には1週間で6日調子がよい日というように少しづつ調子の悪い日が減っているのは良くなっている兆候なので寛解に向かっていると言えます。なので調子のよい日を増やしていくことが重要です。
ただ1週間すべて調子がよくても10日後に調子が悪くなる可能性もあるので油断はできません。
今回のまとめ
寛解を焦っている人が多いですが、先のことを心配するのではなく今日1日を楽しく過ごせるように意識した方が良いと思います。
調子がよいときは友達と出かけたり、お茶をしたりなど楽しむ活動を入れていくのが良いと思います。そういう活動を入れて楽しむことで、それが心の余裕になります。
以上のことから寛解は予測不能なものですが今日1日を楽しく過ごす。症状なく過ごす日を増やしていくといつかは寛解できると思います。
