統合失調症も生活習慣の改善で良くなるのか?

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当ブログでは生活習慣の改善、いわゆる体を整えればメンタル疾患もおのずと良くなっていくということを何度か書かせていただきました。それは統合失調症も改善していきます。

今回は「統合失調症も生活習慣の改善で良くなるのか?」というテーマで書いていこうと思います。

統合失調症とは?

統合失調症という名前は知っている方も多いのではないでしょうか?詳しい病気の説明は以下の通りです。

統合失調症は、考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続く精神疾患で、その原因は脳の機能にあると考えられています。
約100 人に1 人がかかるといわれており、決して特殊な病気ではありません。
思春期から40歳くらいまでに発病しやすい病気です。
薬や精神科リハビリテーションなどの治療によって回復することができます。

発症の要因は?

統合失調症の原因はまだはっきりとわかっていませんが、脳内で情報を伝える神経伝達物質のバランスがくずれることが関係しているのではないかといわれています。また、大きなストレスがかかることなども関係あるようです。
遺伝子も関与しているといわれていますが、単純に遺伝子だけの問題ではなく、さまざまな要因が関与していると考えられています。

以上が統合失調症の説明となります。人によって症状が変わってくると思いますが主な症状はこれです。

統合失調症は生活習慣の改善で良くなるのか?

結論から言いますと良くなります!

なぜかと言いますと生活習慣の改善は「睡眠・運動・食事」です。ほとんどのメンタル疾患が悪化すると睡眠障害が起きます。うつ病が悪化すると睡眠障害が起きます。統合失調症でも何日も眠れない患者さんも実際にいらっしゃいます。躁状態でも睡眠は悪化しますしアルコール依存症でも睡眠は悪化します。といったようにメンタルが悪くなると睡眠が悪化します。

「うつ病がヒドイのですがグッスリ眠れます」という人は少ないです。「多眠」で起きられないという方もいらっしゃいます。

メンタル症状の悪さと睡眠の悪化は比例して起きます。逆に言えば睡眠を整えるとメンタルも良くなります。睡眠を整えるには運動が良いです。特に午前中に散歩をすれば体内時計もリセットしてセロトニンを活性化します。

セロトニンが活性化すると気分が良くなって晴れ晴れとして清々しい気分になります。例えば統合失調症の症状に幻覚や妄想があるのですが「散歩で幻聴が良くなるか?」と聞かれたら良くならなくても心に余裕ができるので幻覚や妄想を受け流したり、あまり気にしないで生活することが出来ます。

セロトニンが高まりますと不安を抑制します。扁桃体の興奮が減ってくるわけです。なので皆さん病状が悪いと「どうしよう」「病気がこのまま治らないんじゃないか」と1日中不安や心配事を考えているはずです。

セロトニンが高まるとポジティブな気持ちが優勢になってくるので調子が悪くても不思議と何とかなると考えられるようになります。

「睡眠・運動・食事」だけで統合失調症が治るのかというと治りはしなくても過ごしやすくなってくるのではないかと思います。気分はラクになってくると思います。それはとても大切なことです。不安やイライラが減ったり朝に清々しい気分で起きられるとしたならば素晴らしいことなので。

なかなか治りづらいと言われている病気におきましても統合失調症もそうですし双極性障害は薬をやめるというところまで回復するのは大変なのかもしれませんが調子の良い状態までもっていくことが大切です。

調子が良い状態が何年も続くことを一般的に「治る」と言うと思いますが、まずは調子の良い状態にしないと治らないわけなので調子の良い状態にするには先ほども言ったように睡眠を整えて運動も定期的に行ってバランスの取れた規則正しい時間帯での食事を摂るということを取り入れていくことはものすごく効果があることです。

今回のまとめ

統合失調症、双極性障害、パニック障害などのいろんなメンタル疾患において生活習慣を整えるのは基本中の基本としてメンタル疾患ではない人も含めすべての人に予防のためにやってほしいです。

睡眠不足、運動不足、不規則な生活夜更かしや昼夜逆転の生活をした場合、体がボロボロになっていろいろな病気になりやすくなってしまいますので生活習慣を整えるのはメンタル疾患の方もそうではない健康な方でもすべての人にやっていただきたいと思います。

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