うつがなかなか良くならないのはよくあることです。実際、私も約8年間うつ病と付き合っていますが、良くなったり悪化したりの繰り返しです。悪化するたびに気持ちが落ち込むことも多くあります。
基本的にうつ病の10%は長期化、遷延化すると言われています。つまり簡単に治りません。よくうつ病は「こころの風邪」とも言われますが私はそうは思いません。実際に10人に1人はなかなか治らなくて死にたいくらい追い詰められている人が多数います。
私はうつ病は「こころの風邪」ではなく「こころのガン」だと言ってもいいと個人的には思います。ではなかなか治らない病気とは、どのようにして付き合えばいいのでしょうか。これはうつだけでなく様々な病気の方にも当てはまると思うので、ぜひ参考にしていただければなと思います。
うつから逃れる方法
まず一つ目としては日光を浴びながら散歩をすることをお勧めします。日光を浴びながらリズムよく歩いていくと不足しているセロトニンという物質が分泌されます。うつ病と言うのはセロトニンが著しく低下している状態だと脳科学的な原因です。よく抗うつ剤でSSRIを服用している方も多いと思いますがSSRIはセロトニンの分泌を手助けするお薬なので、セロトニンはうつ病の治療にはもってこいのものだと言えます。ただSSRIだけでなく日光を一定時間浴びるだけでもセロトニンは活性化するので薬物療法を除いて考えたらよい治療法ではないかなと思います。できれば散歩が出来たらいいのですが、外出が難しい場合は日光浴でも効果はあります。
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あとは運動療法もうつ病の治療に効果的だということが分かっているので週2~3回、45分~60分の中強度以上の運動をする。汗が流れるような爽やかな運動をやっていただきたいです。
しかし私もそうですが普段なかなか運動をしない人や調子が悪い人は難しいと思うので難易度を下げて5分くらいの運動を毎日続けていって、いけそうだなと思ったら10分、15分と少しづつ負荷をかけていきましょう。
やはり治していくには、やるべきことを全部やるしかないです。特に長期化、遷延化している場合はやるべきことを一つづつこなしていくことが大切であり、できていることが自分に対する自信にも繋がっていくと思うのでボチボチとやっていきましょう。
病気が治らない原因とは
病気が治らない原因は病気に抗うからです。病気が長期化している人ほど治そうという気持ちがとても強いです。もちろん治したい気持ちは大切ですが、早く治したいという焦りや病気に対する執着が強い人。病気に抗えば抗うほどストレスになり治りにくくなってしまいます。
私は「しょうがない」という言葉が好きなのですが病気が治らないのはしょうがないという考え方があります。しょうがない=諦める、抗わない。なるようにしかならないと思った瞬間に抗うストレスがなくなります。そうなると不思議と症状が改善する患者さんが多いと聞きます。
抗う人は「今日は体調が良くなかった」など悪い点を観察して発見して強化します。「もういいや」と考えれば病気のことは必要以上に考えることがなくなりますし次第に病気のことを忘れることが出来ます。そうなると気が付いたら調子が良くなっているなと気づくことが出来ます。
諦めるというと悪く思うかもしれませんが諦める=病気の受容と言った方が良いかもしれませんね。病気がなかなか治らない状態を受け入れるのは難しいかもしれませんが、受け入れることによって抗うステージから脱出することが出来るので今の状態を「しょうがない」と受け入れてしまった方が症状は落ち着くと思います。
今回のまとめ
うつ病の治療においては一生懸命治そうとするほど良くならないケースが多いです。例えば早く治そうと焦って医師や薬を変えたり減薬を急いだり社会復帰を焦ると良くないです。そういう人に限って再発するリスクが高まります。基本的にうつ病は再発すればするほど治りづらくなるので焦らないことが大切です。なのであまり抗わないで受け入れることが究極のうつ病の治療法です。